沖縄のセルフダイビングポイントマップ by Japan Self Diving Force
 
竜ヶ岳下①(本栖湖)

竜ヶ岳下①(本栖湖)

セルフダイビング難易度:中級
流れ: 無し
最大水深: 120mまで一気
エントリーまでの距離: 山の斜面からは30㍍、最寄りの浜からは400㍍くらい
ポイントの見所: 水中に沈んだ山、大きな岩々

この辺りは山(竜ヶ岳)の斜面になっている関係で、とても急峻なスロープに沿って水深が下がっていて、まるで巨大なドロップオフのようでダイナミックな場所。山の斜面がそのまま水没している風景は圧巻だ。 

シリーズ番外編。本栖湖は日本を代表する淡水ダイビングの代表的なポイントで、富士五湖の中で最大の水深(120㍍)を誇り、透明度も良いため訪れるダイバーが多く居る湖です。標高1000㍍近い場所での潜水になることや水温が低い事(夏季20℃以下~冬季10℃以下)が挙げられるので、ドライスーツや高所ダイビングの知識を以て臨みましょう。富士山の麓の美麗な湖で潜るのは最高です! 初めて潜るなら、本栖湖ダイビングに誰よりも精通している本栖湖ダイビングリゾートのFさんにお願いしましょう。とってもナイスガイな方で、終始楽しく、気持ちよく案内してくれるのでおすすめです。セルフダイビングにも理解があるので、器材持参でタンクだけを借りて潜ることも可能です。(当サイトでは基本的にセルフダイビングを前提に記述しています。)

駐車事情

竜ヶ岳の沿道の入りたい場所の近くの空いている任意のスペースに停める。以上!(爆) 適当ですが、本当にそれくらいしかできないのです… 斜面もかなり傾斜がキツイので、転がり落ちるように入水しないよう気を付けましょう。逆に言えば、どこからでも出入り可能なので、ガテン系セルフダイバーにはおすすめです。なお、竜ヶ岳下①としていますが、竜ヶ岳は裾野が広いので、まだ全然見きれていません。今後再訪を続けて情報を増やして行きたいと思います。

ルート案

斜面から降りて左の岬先端付近から入って右流し、次の岬が沖の方へ少し伸びているので、そこを確認したらUターンしてエントリーポイント付近で上がるイメージです。 斜面を出入りしたくない人は、浩庵テント村付近から遠泳もしくは水中スクーターで行くのも手です。

※上記のルート案とは異なりますが、私は水中スクーターを駆って行ったので以下はその記録・ルートになります

浩庵テント村付近に車を停め、浜へと続くあぜ道を通っていく
目前に聳える竜ヶ岳。あそこの付け根まで行くのかー ドーンと落ちているらしいとの噂を聞いていたのでワクワク(゚∀゚)
富士山も見守ってくれてるし、気分は上々!
浜から入水すると、本栖湖らしい斜面がお出迎え。この時点でだいぶ急だナ~
竜ヶ岳へ向かう途中でたくさんの鯉とも遭遇。大きい個体は50cm以上ありましたヨ
しばらく進むと、山の斜面に突入。明らかに傾斜が急になったぞ! 写真では伝わり辛いですが、もし水中でなければ滑落していくレベルで急峻です
斜面にはいかつい岩が点在。5~10㍍もある巨石なので、かなりの迫力があります
昔懐かしのコカ・コーラ瓶も転がっていたり。ここまで状態がいいのは冷涼な地域の淡水マジックですね~

しかし今回の本栖湖の旅で、最も!感動した風景はこちらになります

ふと山の斜面を水中から見上げると… おや? おやおや? なんだか太陽が水中で何とも言えない乱反射をしていて、その様はまるで極北のオーロラのよう。 水中から見上げるお天道様はいつだって綺麗ですが、こんなに神秘的なのは初めてだ… 淡水のおかげなのか、湖面が穏やかだからなのか、山影で明暗がハッキリ出るからかは分かりませんが、とにかく本栖湖の水中から見上げたお日様は流麗でしたとさ。万人にオススメする光景です。

竜ヶ岳下は現時点では本栖湖ダイビングで一番好きですね~ 今後は探索範囲を広げ、更に深堀していきたいと思いました(*‘∀‘)

(執筆: アレン)

まずは揃えたい軽器材

①フェルトブーツ: ビーチエントリーならフェルトブーツは絶必です!

②マスク: apeksのVX1マスク、視界良好でフレームレス構造のため壊れる心配が少なく、長きに亘って使えます

③シュノーケル: GULLのスーパーブリットは呼吸と排水がしやすい、万能シュノーケルです

④フィン: apeks RK3フィンはパワーがあり、重装備や流れの中でも頼りになる相棒です。ジェットフィンよりも少し軽く、現代的なデザインがカッコいい定番フィンです

その他おすすめ器材:

ダイビングコンピューター: Shearwater Teric

ほとんどのテックダイバーが使用しているダイコンの決定版、Shearwater社のTeric。腕時計型なので普段使いも可能で、あらゆるダイビングに対応している性能と視認性の良さ、デジタルコンパスの使いやすさはピカイチです。トランスミッターも使用可能。値は張りますが、買って後悔はしません

レギュレーター: apeks MTX-R

apeks社のレギュレーターは深場での呼吸がしやすく頑丈でとても信頼ができるメーカーです。その中でも日本では使っている人をあまり見かけないMTX-Rシリーズは寒冷地性能が高く、見た目もカッコいいです

DSMB(シグナルマーカーブイ): 安全な浮上や漂流対策にDSMBは全ダイバー必携なので、必ず持っておくようにしましょう

ダイビングライト: こちらも暗所やナイトダイビング、水中でのコミュニケーションに必要なので必携。入門用には安いライトで大丈夫ですし、本格的なダイビングライトが欲しくなったらammonite社やBigBlue社などの製品がおすすめです