沖縄のセルフダイビングポイントマップ by Japan Self Diving Force
 
備瀬埼アウト

備瀬埼アウト

セルフダイビング難易度:上級(エントリーまで距離がある、流れが強い場合がある)
流れ: 穏やか~とても強い
最大水深: 60㍍くらい
エントリーまでの距離: 900㍍くらい
ポイントの見所: ダイナミックなドロップオフと大物生物との遭遇率

灯台よりも更に外洋へ出た所にある、備瀬埼の先端付近のポイント。遠浅なので入るまでが大変だが、ダイナミックなドロップが続いているため、迫力がある。潮通しが良い場所なので、ナポレオンや大型のカメ・エイなどとの遭遇も期待できそう。備瀬埼全般に言えますが、潮の状況によっては沖出しの強い流れが発生するので、ここを潜る場合は潮合わせ・装備はしっかり整えましょう。

駐車事情

備瀬埼の先端は町営の駐車場が完備されているので、ここへ停めることになります。車で入っていくと管理(ゆんたく)をしているおじいたちが声をかけてくるので、1日駐車券を500円で購入しましょう。 駐車場から海は目前なので、出入り楽ちんです(・ω・)ノ

ルート案

駐車場から真っすぐ一直線に灯台の先端、更にその先を目指して900㍍行軍、そこからエントリーしてリーフの形に沿って東進して戻るコース。歩いていくなら大潮の干潮、スクーターで行くなら大潮の満潮がいいでしょう。 干潮時にくっそ重いスクーターを担いで行くと死にます☆

前々から備瀬埼の先端はどうなっているんだろう? あれだけ壮大なドロップがあるんだから、きっと先端も立派なものだろうな… だけど流れが強かったら危険だな、と紋々としていましたが、新しいスクーター(アポロAVX)が手に入ったこともあって、この日は我が分隊きってのテック野郎・たくまーと備瀬埼最先端の調査をするために集結。 え? こんな所はボートで行った方が良い? 至極真っ当な意見ですな!笑

無謀にもふくらはぎまでしかない水深にもかかわらず、サイドマウント装備と水中スクーター合わせて総重量70㌔の装備で900㍍先のリーフエッジを目指す。 途中で過ちに気が付いた二人であったが、そこは生来のMっ気を発揮し、筋トレ気分でひたすら大荷物を運搬していく
灯台の横を通過し、更にリーフエッジを目指す。この日水質も良く、期待が持てそうだ

リーフエッジに到達すると水深5㍍ほどのゾーンが現れ、そこからドロップオフに向けて深くなっていく。ちなみに、備瀬埼先端のリーフエッジはかなり遠浅だが、先端付近はリーフが競り上がってとても浅くなっているので、そこまで戻れれば間違いなく浜まで帰れると思うのでその点は安心

しばし5-10㍍の珊瑚の棚エリアを巡行すると、
ガツンとしたドロップオフが見えてくる。この景色が実に備瀬埼らしい! この日は周遊目的だったので深場アタックはしていませんが、おそらく60㍍付近まで一気に落としていると予想します
この大迫力のドロップをスクーターで流すのは最高です(゚∀゚) 沖縄本島でも壮大なドロップが味わえる場所はそう多くありませんからねー 真栄田、残波、万座、備瀬埼、辺戸岬くらいかなぁ

スクーターは移動速度が速いので、あっという間に見知った光景のダイソン(えぐり込むようなドロップオフの地形)まで到達し、備瀬埼先端~いつもの備瀬埼まで繋げることができましたー

備瀬埼はルートの範囲が広い上に水深が深いので、ある程度水深を下げてNDLを気にせず見て回りたい場合はナイトロックスがおすすめです。(無減圧ダイビングの場合)逆にしっかりボトム付近(50-60㍍)を探索したい場合は減圧ダイビングとテック装備前提になるかと思います。
帰りも70㌔の装備を背負ってリーフ内を移動する羽目に… みなさん、潮合わせはしっかりしましょうねー\(^o^)/

(執筆: アレン)