セルフダイビング難易度：中級（潮合わせ大事）
流れ： 穏やか～強い？（引き潮の時は速くなりそう）
最大水深： 40㍍
エントリーまでの距離： 200㍍
ポイントの魅力： 美しい地形、高い透明度
うるま市は海中道路を経由して宮城島にある穴場的ポイント。駐車場へ辿り着くまでかなりの悪路を通る必要があるので、車高が低い車や高級車での訪問はおすすめできません。ただ、一度海岸の近くまで行ってしまえば快適に展開可能なスペースがあり、ビーチ自体もとても綺麗なので訪れる価値は大いにあり。
海岸からドロップオフまでの距離も比較的短く（150～200メートルくらい）セルフ慣れしているダイバーであれば楽に出入り可能なポイントです。
ただし、海中道路の島々に共通することですが潮の流れが速くなる事もあるので潮合わせはしっかりしましょう。この辺りで沖に流されたら太平洋へGO！なので助かる確率は低いと思います(;’∀’)
ルート案A
浜からほぼ対角線に沖へ出て、リーフエッジにある切れ込みから右方面へ流すコース。分かりやすいドロップオフの地形と高い透明度、面白い形のアーチなどがあり、退屈することはないでしょう。ガスが終了残圧になるまで流し、そのまま浮上して帰って来るイメージです。
エントリーポイントの入り組んだドロップオフ。ここにもアーチなどがあって入ってすぐに遊べます。
ドロップの壁とボトムの砂地のメリハリがはっきりしているので、位置関係が分かりやすいです。
所により白いフサフサの珊瑚が岩肌に群生していて綺麗です。（私に生物の名前を聞かないでください。笑）
岩々を超えて行くと、鍵穴のような形をした特徴的なアーチがあります。
この辺りまで来たら残圧も頃合いだと思うので、ぼちぼち浮上し浜に向かって遊泳開始です。
コース案B
同じく中央のドロップの切れ込みからエントリーし、今度は左方面のドロップ沿いに流していくコース。左方面とは言え、こちら側はドロップオフが沖に向かって伸びているので、一番の見所であるアクナトンネルを見てからUターンして戻るコースになります。
流し始めて割とすぐに巨石が見えてきます。透明度が良い場所なので、迫力があります。
壁沿いに進むと、ちょっとしたクレバスなどもあり、中へ入って幻想的な光を楽しむことができます。
Aコースと比べるとあまり起伏に富んでおらず、いささか大人しい地形です。
壁沿いに流していくと、この円盤型の岩が見えてきますので、ここがアクナトンネルへ続く目印です。
岩の裏にこのような入口があり、ここから侵入していきます。
中に入ると、このような感動的な美しい景色が広がります。長さも１５～２０メートル程度なので、オーバーヘッドとは言え安心して入れます。単発の地形の形としては本島でも特に美しい場所の一つだと思います。
アクナトンネルを見た後は、このようななだらかな地形が沖に向かって伸びて行っているだけのようなので、ある程度満喫した後はエントリーポイントへ引き返して浮上、潜水終了です。
（執筆： アレン）