沖縄のセルフダイビングポイントマップ by Japan Self Diving Force
 
残波岬ゴルフ場下

残波岬ゴルフ場下

セルフダイビング難易度:上級(崖の上り下り大変・海況の変化が早い)

流れ: 穏やか~強い

最大水深: 50㍍くらい

エントリーまでの距離: 50㍍くらい

ポイントの魅力: 秘境感、ダイナミックな地形

細:他に潜っている人を聞いたことがない、残波の隠れポイント。海中は地形に富み、第二の灯台下といった風情でとても面白いが、体力要求度は当マップでもかなりのもので、器材を背負っての斜面の上り下りは普段から体力錬成をしていないとかなりキツイと思われます。2本連続で行った翌日はずっと筋肉痛でした。でも、ビーチエントリーで潜った時の楽しさと充実感も格別な、最高のポイントです。

駐車事情

ゴルフ場裏の赤枠で示したスペースに駐車可能。ガジャンが多いので蚊取り線香があると良い。地面は赤土で泥になりやすいので、スノコもあるとなお良い

ルート案

駐車スペースから獣道を通り、崖下まで行軍した後、入江になっている岩場からエントリー。灯台下方面へ南進し車両の残骸を見たあとUターンし、今度はエントリー地点よりも少し北上して綺麗な地形を堪能してからエントリー地点へ戻って潜水終了。潜水後はすぐ近くにある地上洞窟内を探検するのもオススメ

駐車場 5台くらい駐車可能だが、釣り場としても有名な場所なので時期・時間帯(朝・夕)により混みあう可能性あり。 隣はゴルフコースになっているので粗相のないようにしましょう。

石垣を超えて

道路を反時計回りに進むと

右手に獣道が現れます。

獣道を進むと

現れるキツ目の傾斜と奥に見える琉球石灰岩の切り立った磯

ロープを伝って斜面を降りると

海へと続く道が現れる。

このようなギザギザした岩場が現れたらもうすぐ海岸
岩の間を通り抜ければ

エントリーポイント到着。この景観だけでもがんばって来た価値あり

波を超えて入って行こうじゃないか
入ってすぐの光景。フラットな岩場の地形が続く
ゆるやかに落としていく

エントリーして正面に進むと


特徴的な大岩がある。この岩から左方面へ流していく

少し南進すると、岩々に囲まれたこのような場所があり、写真左手前の大岩の付け根に入れる小穴がある
更に左へ南進していくと、ドロップオフが続く。魚群の群れやカメとの遭遇率も高い
岩の間に戦車の車輪と思われる残骸があったり
壁伝いに進むとちょっと入り組んだ岩場があり、よく見ると車両の車軸がタイヤ付きで沈んでいる
車両の残骸や、砲弾なども多数散らばっている。残波岬は戦後も永らく米軍の演習場だったため、車両や砲弾の残骸が点在しているようだ

車両の残骸から更に南進すると、ちょっと深そうなクレバスがある

この辺りまで来たら引き返し、エントリー地点まで一旦戻ろう

今度はエントリー地点から右側へ進んでいくと…

残波岬らしい起伏に富んだ地形で、秘境感がある所で潜っているワクワク感もあり

大きな岩がゴロゴロ

たまたま海上を浮遊していた軽石。これが巨大なアーチだったら最高なんだけどね
水深20~30㍍付近に大岩で形成されたダイナミックなアーチがあり、

地形派ダイバーも大満足できるはず。この右方面のメインディッシュであるアーチまで来たら残圧も減っていると思うので、エントリー地点まで戻ってエグジット

エントリー地点のすぐ近くに残波岬の神が祀られている洞窟があり、ここも中の地形が綺麗なので一見の価値あり
拝所があり、残波の神の石碑もあり。残波岬ゴルフ場下の海とここをセットで堪能したら充実間違いなし

帰りはまたこれを登ります。日頃の体力錬成がものを言う

登り切ったら後ろを振り返って再度絶景を楽しもう。爽やかな気分に満たされるはず。

(執筆: エフオカ)