沖縄のセルフダイビングポイントマップ by Japan Self Diving Force
 
宜志富島

宜志富島

セルフダイビング難易度:中級(エントリーまで結構歩く)

流れ: 穏やか~中

最大水深: 40㍍くらい

エントリーまでの距離: 500㍍くらい

ポイントの魅力: 珊瑚礁、魚影、島影で潜ってる感

万座の有名ポイントであるアポガマの南にあり、ふれあいセンターの裏から入ることが可能な穴場ポイント。陸上・水中ともにリーフエッジまでそこそこ距離があるため、基礎体力が必要。海中は珊瑚が元気で、ウミガメの遭遇率も高く万座らしく綺麗なポイント。コースにより沖出しが強い場所があるので、潮合わせ・残圧管理はしっかりした方が良い。

なお、現在はフォーシーズンズホテルが建設中なので、今後アクセスがどのようになるかは不明。ホテル建設により万座の豊かな自然がガッツリ破壊されているのを見るのは忍びない… 基本的に夏と冬しかない沖縄でフォーシーズンズいらんのちゃう(´・ω・`)

コース案

ふれあいセンターの手前に車を停め、獣道から海岸へと出て入水し、リーフエッジまで歩きつつ泳ぎつつエントリー。そのままドロップ沿いに南下していくと目印になる場所(後述)があるので、そこでUターンして帰投するコース。島の南端に近づくにつれて沖出しの流れが強くなっていくので、あまり攻めすぎないようにしよう。

獣道を通って、海岸まで。エッジの方へ歩いていくと砂浜もあるので、入水して行くか沿いに歩いていくかはお好みで。

この写真の左に映っているのが宜志富島。島の右側を抜けてリーフエッジを目指す。

海中は珊瑚礁、小魚などが豊富でアポガマに比べると手付かずの感があっていい感じです。地形自体はアポガマと似ていて、なだらかな岩場と砂地の連続です。

ウミガメの姿も散見できる

島影のドロップ沿いをしばらく南下していくと、砂地と岩々が形作る交差点のような場所があり、そのまま水中交差点と呼んでいます。ここを一望したらぼちぼち引き返す頃合い。上述の通りこの先は沖へ向かう流れが強くなっていくので、ほどほどにして帰りましょう。

特筆すべき派手なものはないけれど、出入りする過程も含めてセルフダイビングを楽しめる良きポイント、宜志富島でした。

(執筆: アレン)

まずは揃えたい軽器材

①フェルトブーツ: ビーチエントリーならフェルトブーツは絶必です!

②マスク: apeksのVX1マスク、視界良好でフレームレス構造のため壊れる心配が少なく、長きに亘って使えます

③シュノーケル: GULLのスーパーブリットは呼吸と排水がしやすい、万能シュノーケルです

④フィン: apeks RK3フィンはパワーがあり、重装備や流れの中でも頼りになる相棒です。ジェットフィンよりも少し軽く、現代的なデザインがカッコいい定番フィンです

その他おすすめ器材:

ダイビングコンピューター: Shearwater Teric

ほとんどのテックダイバーが使用しているダイコンの決定版、Shearwater社のTeric。腕時計型なので普段使いも可能で、あらゆるダイビングに対応している性能と視認性の良さ、デジタルコンパスの使いやすさはピカイチです。トランスミッターも使用可能。値は張りますが、買って後悔はしません

レギュレーター: apeks MTX-R

apeks社のレギュレーターは深場での呼吸がしやすく頑丈でとても信頼ができるメーカーです。その中でも日本では使っている人をあまり見かけないMTX-Rシリーズは寒冷地性能が高く、見た目もカッコいいです

DSMB(シグナルマーカーブイ): 安全な浮上や漂流対策にDSMBは全ダイバー必携なので、必ず持っておくようにしましょう

ダイビングライト: こちらも暗所やナイトダイビング、水中でのコミュニケーションに必要なので必携。入門用には安いライトで大丈夫ですし、本格的なダイビングライトが欲しくなったらammonite社やBigBlue社などの製品がおすすめです