沖縄のセルフダイビングポイントマップ by Japan Self Diving Force
 
ミニドリームホール

ミニドリームホール

セルフダイビング難易度:上級(距離が長いためDPVがあった方がいい、リーフエッジが波立つと危険)

流れ: 穏やか~中

最大水深: 20㍍くらい

エントリーまでの距離: 800㍍くらい

ポイントの魅力: 面白い地形、比較的安全なエリア

ドリームホールの弟分的存在。おそらくほとんどの人がボートダイビングで訪れるポイントですが、充分なリスク管理と体力、潜水スキルがあればビーチエントリー可能です。但し、エッジまでの距離が長く、潮の状況によっては強いダウンカレントが発生する場所なので、我が小隊としてはリスクマネジメントの観点からDPVの使用を前提としています。

JSDF的には単体のポイントとしては物足りないので、ミニドリームホールから潜行し、ドリームホールまで流してから浮上することが多いです。ミニドリ自体はただの小穴と言えなくもないですが、周りの地形が入り組んでいて岩々の間でかなり遊べるため、楽しい場所。

コース案

58号線沿いにある駐車スペースに車を停め、リーフの小島の右側からリーフエッジに向かって一直線に進みます。その際、リーフ内にあるCH-47というヘリコプターにそっくりな岩があるので、その岩の若干左側を真っすぐ行くようにすると迷うことなくミニドリへ行けます。リーフエッジにはポイントを示すブイも浮かんでいるので、目印にしましょう。

※参考: CH-47 輸送ヘリコプター

なお、メジャーなポイントであるため船の往来が多く、対策をしないと危険な場所でもあります。水面移動はDSMBを立てながら行うと良いでしょう。

エントリーポイント付近のドロップオフ。水深20㍍程度で地形的に奥まっているので流れも弱く、安心して行動できます。

エントリーポイントから壁沿いに左の方へ行くと、ミニドリームホールがあります。中は光が射し込む小空間で、ネムリブカが居ることも多いです。

ミニドリ入口

内部の風景

ミニドリの中を楽しんだ後は周りにある岩々の隙間に入って散策するのも楽しいです。クレバス状になっている地形が多く、射し込む光が幻想的で美しいです。

ミニドリ本体より周りの方が綺麗かも(笑)

そんな感じで、残圧や装備と照らし合わせてそのままドリホへ向かうもよし、浮上して帰投するもよし。浮上の際も例に漏れず洋上をしっかり確認し、DSMBを展開して浜まで戻るようにしましょう。

以上、万座ミニドリームホールでした。

(執筆: アレン)

まずは揃えたい軽器材

①フェルトブーツ: ビーチエントリーならフェルトブーツは絶必です!

②マスク: apeksのVX1マスク、視界良好でフレームレス構造のため壊れる心配が少なく、長きに亘って使えます

③シュノーケル: GULLのスーパーブリットは呼吸と排水がしやすい、万能シュノーケルです

④フィン: apeks RK3フィンはパワーがあり、重装備や流れの中でも頼りになる相棒です。ジェットフィンよりも少し軽く、現代的なデザインがカッコいい定番フィンです

その他おすすめ器材:

ダイビングコンピューター: Shearwater Teric

ほとんどのテックダイバーが使用しているダイコンの決定版、Shearwater社のTeric。腕時計型なので普段使いも可能で、あらゆるダイビングに対応している性能と視認性の良さ、デジタルコンパスの使いやすさはピカイチです。トランスミッターも使用可能。値は張りますが、買って後悔はしません

レギュレーター: apeks MTX-R

apeks社のレギュレーターは深場での呼吸がしやすく頑丈でとても信頼ができるメーカーです。その中でも日本では使っている人をあまり見かけないMTX-Rシリーズは寒冷地性能が高く、見た目もカッコいいです

DSMB(シグナルマーカーブイ): 安全な浮上や漂流対策にDSMBは全ダイバー必携なので、必ず持っておくようにしましょう

ダイビングライト: こちらも暗所やナイトダイビング、水中でのコミュニケーションに必要なので必携。入門用には安いライトで大丈夫ですし、本格的なダイビングライトが欲しくなったらammonite社やBigBlue社などの製品がおすすめです